育毛するなら頭より首を温めるべき。その理由と効果

 

ここまで、私がこだわる頭皮マッサージとツボ押しについて書いてみました。さらにその効果を高める為に「首を温めること」を行ないます。

 

足を温めたり、足ツボを押すのが面倒だという人もいらっしゃるかと思います。また冬などは、寒さにより末梢の血管が収縮して血流が低下しやすいという人も多いです。そういった人の場合「首を温めること」をお勧めしておきます。

 

・頭部のツボを押す以前に大切な"温める場所"です。

 

育毛に有効な頭部のツボは「百会・天柱・風池」といわれていますが、そこを押す前にまず首を温めておきます。

 

温める場所は、首の付け根の突起部の周辺ですね。ここは自律神経の中枢とされるので冷えているとよくありません。ここを毎日温めるようにしていると、自律神経が整って体の温度調節機能が良くなり、頭皮への血流が促されやすくなります。

 

これらをなるだけ毎日おこない、そこから百会・天柱・風池のツボ押しをします。

 

冷えが強いときは、風池にドライヤーの温風などを当てておくと良いです。中医学では、冷えは頸椎にある風池から入ってくるという考え方がありますが、私の場合も冷えが厳しい冬はドライヤーの温風を風池に当ててからツボを押すことが多いです。

 

 

・首を温めるいちばん良い方法

 

首を温めるだけとはいえ、その方法は少し工夫が必要です。私は理髪師ということもありまして、仕事で使う蒸しタオルを使っています。

 

一般家庭の場合、濡らしたタオルをレンジで温め首に巻くという方法になりますね。しかし、冬など気温が低い時は蒸しタオルが冷めるのも早いので、長く温まることができません。そんな時は「電気あんか」を首もとに巻くという方法が良いかと思います。

 

そのような電気機器を避けたいという人の場合は「使い捨てカイロ」を使ってみてください。

 

その際に用意するのはU字の便座カバー。カイロは直接の使用だと熱過ぎるので、カバーの中にカイロを入れて首に巻くのです。巻き方次第で便座カバーには見えませんし、家の中なので見た目の問題はないかと思います。

 

もし興味を持っていただけたら、この第六章の流れをぜひ実践されてみてほしいです。即効性はないので多少時間がかかりますが、3ヶ月〜半年ほど継続すれば、体や髪のどこかで必ず良い変化を感じるはずです。

 

ドライヤーの使用法

 

 育毛剤を使用した場合は、なるべくなら自然乾燥がよいです。ドライヤーを使う場合は、1ヵ所にドライヤーの温風を集中しないように注意しながら、全体に乾かします。セットをする場合は、髪に湿り気が少し感じられる程度に乾かしてから、行います。ドライヤーを高熱にし過ぎたり、髪を乾燥し過ぎないことが大切です。正常な毛髪の含水量である11〜13%の水分を残すようにしましょう。

 

 整髪料を使う場合は、髪の毛だけにつけるようにしてスタイリングします。

 

マッサージの基本的な「組み手」

 

 

大切にしたい「シャンプー剤選び」

 

 シャンプーのやり方に続いて、シャンプー剤の選び方を解説します。

 

 ドラッグストアのシャンプーの棚には、有名無名の製品が、独自のケアを提唱してそれぞれのラインを揃え、所狭しと並んでいます。硬い髪用、軟らかい髪用、ダメージヘア用、シットリしなやか潤うるおい用、風になびくサラサラ用、艶つや出し用、ボリュームアップ用などの髪質別や、育毛、フケ止めなどの頭皮ケア用、さらには高級アルコール系、アミノ酸系、無添加、低刺激、特殊成分配合など、たくさんの種類があります。しかしこれらの中から、自分の目的や症状に合ったものを選ぶのは、非常に難しくなっています。目的や症状を忘れてCMなどのイメージで買おうものなら、「こんなハズじゃなかったのに……」ということになってしまいます。

 

 シャンプー剤は、生きている人間の髪と頭皮を洗うものですから、「健康と美」を第一に選択し、人体や環境に対し無害であることはもちろん、風合いやコンディションを最良に保てるものでなければなりません。

 

 健康な髪や頭皮はPHが4・5〜6・5の微酸性から弱酸性の状態です。そのためシャンプー剤選択の第一条件は、弱酸性のものがよいということになります。

 

 また、シャンプー剤は複数の界面活性剤を混ぜ合わせて効果や使い心地を高めることが多いので、脂肪酸石?系、高級アルコール系、アミノ酸系、両性などの界面活性剤が使われています。これらは洗浄力や仕上がりの風合いに関係してきます。

 

 そのほかNMF(天然保湿因子)、PPT(多数のアミノ酸がペプチド結合で結ばれた化合物)、オイル分などの成分がありますが、脱脂力が強過ぎずシャンプー後の風合いが良く、コンディショニング効果のあるものを選ぶとよいでしょう。もちろん、頭髪、頭皮の状態、毛質改善、頭皮改善、育毛、洗浄、消臭など、それぞれの目的や効果に応じたものを選ばなければなりません。

 

 また抜け毛の解決のためには、髪質別や、風合い別のものよりも、育毛用に開発された弱酸性、アミノ酸系のもので、育毛成分やフケ止め成分なども配合されているものを選ぶとよいでしょう。

 

 シャンプー剤の安全性が問題になることがありますが、きちんと認可を受けて販売されているものであれば、「甚はなはだしくその使用を逸脱しない限り人間の健康等を損なう恐れはほとんどない」と国が結論を出しています。